帰ろうかな。そう思ったとき

何かが光った。

「あれ。なんだろ、これ。」

私は、地面で光っているものを

手にとった。

それは、お守りだった。

「あれ?」

よく見てみると、日下部 空を刺繍されていた。

「さっきの人のだよね・・・?」

私は、そのお守りを手に軽く握り締め

辺りを見渡した。

しかし、それらしき人は見つからなかった。

「どうしよ・・・これ。」

ため息がでた。

「明日、見つかるといいけどな。」