「んと、洗って返しますね★」

「いや、いい」

あっさり、冷静な顔で、冷静な口調で返された。

ちょっぴり、不安になったんだ。

「え、あ、ごめんなさい・・」

一瞬、沈黙が漂った。

けど、その沈黙をかき消してくれるコトバ。

「このまま俺が使うからいいの♪」

そういって、私から優しくタオルを取り上げて自分で使ってしまった。

「ええええええええ?!」

「あははは♪気にしない気にしないw」

そんな。。。え?だって。え?

「青海ちゃん、いいにおいーw」

「やっ、恥ずかしいじゃないですかww」

すごく恥ずかしいけど、子供みたいにハシャグ先輩はとっても明るかった。

まだ止みそうにない雨の中で、太陽みたいに輝いてる。