君の体温

輝矢は、左の頬が、真っ赤に

そして、青く腫れあがっていた。

こんな怪我は、見たことがない。

見てるだけで、こっちまでもが

痛くなってきた。

しかし、今はそんなことより

輝矢を保健室まで連れて行くことが優先。

「輝矢!今、保健室に連れて行くから!」

「少しの間だけ、我慢だよ?!」

「ぅん・・」

輝矢の声には、元気がなかった

でも、泣かまいと必死でこらえてるのが

私と夜叉は、分かっている。

「肩貸すよ!」

夜叉は、必死で輝矢を連れて行こうとしている。

私は、夜叉に輝矢を任せた。

私には、澪を連れて行かなきゃならないから。

「澪!大丈夫?!」

「青海ちゃん・・・」

そして、びっくりしたように

顔をふせた。

たぶん、腫れた顔を見せたくないのだろう。

「大丈夫。私、澪のこと大好きだよ」

「青海ちゃ~~ん・・」

再び、澪は泣きながら私に抱きついた。

そして、

「澪、保健室行こう?」

「ひっく・・うん!」

私は、澪と手を繋いで、保健室へと向かった。