私は、学校でちょっとした

嫌がらせをうけていた。

それは、男子からでも女子からでもなく

先生からだった。

私は、先生に嫌われていた。

それは、ある事件からだった。






「うぇー・・・ヒック・・・」






ある女の子が泣いていた。

それは、同じクラスの女の子だった。

名前は、「藍川 澪」(アイカワ ミオ)

人一倍泣くことが多かった。

だから、ときどき先生からも

「泣くのやめなさい!」

と怒鳴られることも少なくはなかった。

その先生の言葉に、私は

納得がいかなかった。

だって、澪が泣く原因は、先生にあるんだから。