「もう、まじであり得ねぇ。」



後ろからぎゅーっと抱きつかれている私。



瀬越の鼓動を素肌で感じる。




直接触れ合う素肌に、ドキドキが止まらない。





……一体なぜこんなことになっているのだろうか。





ーーーーー


ーーーーーーーーーー




〜♬〜〜♪〜



着信音で目が覚めた。



どうやら、夜遅くまで受験勉強をしていて、昼寝をしてしまったみたい。




「んー…もしもし?」



『あ、もしもーしっ!莉乃?!』



この声は……みちるだよね?



というかテンション高すぎてうるさい。