「あ、でも、航平と一緒のクラスだー。
莉乃も瀬越くんと一緒じゃん。」
「良かったのか悪かったのか、わからないよ。」
嘘。
一緒のクラスってだけでも緊張。
普段と変わりないのに、環境が変わるとドキドキする。
いや、普段もドキドキしてますけどね?!
「心臓もたないよーーっ」
「お前、死ぬのかよ……」
呆れ君な声で登場したのは、やっぱり瀬越。
いつの間にか集会は終わったようだ。
「別に。瀬越は関係ないもん。」
「ああそうかい。可愛げねぇな。」
ズキッ
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