「莉乃ーーっ!」



みちるは、部屋に入ってきた私に近づいて来た。




「部屋が畳だよーっ!私の家、和室ないから、嬉しい!」



興奮気味のみちるは、私に抱きつくと嬉しそうに喋った。




「はいはい。わかってるよ。みちるは和室好きだもんね。」




みちるを引きずりながら、一人一個の棚の前に行く。




「みちるの隣使うよ?」



「いいよ。」




それからは、みちるを暴れないようにしつつ、準備をした。








「莉乃、そろそろロビーに行こう?」



同室の子達との自己紹介もして、気付いたら集合の7分前だった。




「うん。」