「苦労してるね。」 みちるが、うんうんと頷く。 よく今の文章でわかるな…… 「航平くんはいいの?」 「うん。部活の先輩に呼ばれちゃったみたい。」 「そうなんだ。」 「……って、話し変えんなよ。」 瀬越は、がっかりしながら自分の席に帰って行った。 「いいの?今チャンスだったじゃん。」 確かに、今はプレゼントを渡す最大のチャンスだった。 こんなところでも、素直になれない私。 「損な性格だなぁ……」 本当に嫌になっちゃう。