私がかぶりつこうとした時--……
パクッ
「ああっ?!」
目の前から消えたメロンパン。
「美味いな、これ。」
私の机の横に立つ人物を見る。
「返してっ!」
そいつは私のプレミアムメロンパンを堂々と食べていた。
「これ、かなり美味いな。どこのやつ?」
どんどん瀬越の口の中に消えて行く。
「……瀬越。莉乃が泣きそうだから、返してあげて。」
みちるが瀬越に言ったとおり、既に泣きそうな私。
だって、このプレミアムメロンパンは、毎日数量限定で、中々手に入らない。
今日だって、朝、ダッシュでお店に行って買ったんだもん。

