【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~

「私のことは莉央ね♪分かった?……美怜♪」


莉央が可愛い顔をして私を見つめてきた。


「……//…うんっ!」


女の子にこうやって呼ばれたことがない私はつい照れてしまった。


「あれ~?美怜、照れてんの~?」


莉央がニヤニヤしながら見てきた。


「別に照れてないよ!!」


必死に私は誤魔化した。


「みーちゃん可愛い~♪」


慧人がいきなりそんなことを言ってきた。


「みーちゃんって…私?!」


私は目を見開き慧人を見つめた。


「そうだよ~美怜だからみーちゃん~♪」


なんて言っていた。