【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~

私は無視を決め込んで颯くんの採寸を続ける。


「あ!葉佑〜♪」


デレデレした莉央の声が聞こえた。


「莉央たちのクラスは何やんの?」


葉佑が莉央に聞く。


「うちのクラスは浴衣メイド喫茶やるんだぁ♪」


莉央、声気持ち悪いよ。


「なに?!浴衣だと?

可愛い女の子たちの浴衣!脱がせるには最高…ぐぇっ!」


馬鹿なことを言う修に蹴りを食らわせたのは、


他の仕事をしていたはるだった。