【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~

「二人とも少し歩くけど大丈夫?」


田崎くんが私と莉央に聞いてきた。


「「大丈夫!」」


二人声を揃えた。


「いやぁ~まさかこんな美人二人と歩けるなんて思ってもなかったよ。なっ!律?」

田崎くんが律くんの方を見ていった。


「ん?あぁ。

美怜ちゃんも前より話しやすくなったし!」


と律くんが笑った。


「私も二人と話せて嬉いよ!

衣装係頑張ろうね♪田崎くん律くん!」


そう言うと田崎くんが


「俺のことも名前で呼んでよ!律みたいにさ?

颯ーハヤテーだから!雨宮たちのことも名前で呼んでいいか?」


と田崎くんこと颯くんに言われた。