どうしたらいい……?


私は…私は…


すると、


「そんな話俺が許すと思うか?」


蓮が口を開いた。


「蓮…」


蓮を見つめる。


「俺等もこいつは手離したくなんかねぇ。

狼王の姫だ。

…けど、美怜がそれで悩むなら…今だけ姫は忘れろ。

それで本当に自分がいたい場所を考えろ美怜。

1週間でどうだ?」


蓮が提案した。