「………美怜………?」


私を呼ぶ懐かしい声。


「…龍平?」


私も呼ぶ。すると


龍平が私を抱き締めた。


あぁ。懐かしいこの感覚。


龍平だ………


「お前……なんであの時俺の前から…いなくなったんだよ!」


さらにきつく抱き締めた龍平。


だめだ。ダメ。


気付くと、周りには懐かしい黒龍の瑠樹、藍都、拓磨、将汰がいた。


そして、狼王のみんなもいたんだ。