何故か心臓が少し跳ねた気がした。


なんなのこいつら。ここにいると気分が悪い。もう出よう。


「ま、いーや。それじゃあ皆さんまたね~♪」


手を降り屋上を後にした。


私が一番嫌いなタイプのやつら。


何も知らないくせに……。


腹が立ちそうになったが、


「いけない。……感情なんていらないよ美怜。…っ」


頭痛に襲われ隅にしゃがみこんだ。


落ち着け。大丈夫だから……


なんとか持ちこたえ教室にもどることにした。