気を取り直し、姿勢をただして軽く微笑み深々とお辞儀をしたあとまた微笑み口を開く。

「こんにちは、三木くんのクラスの委員長をしております、高梨 里津です。
今日三木くんが学校を休まれましたので先生の代理でプリントを渡しに参りました。」

「あら、あなたが高梨さんなの!ごめんなさいね、息子のためにわざわざありがとうございます。」

ん?

いまあなたがっていった?
てことはなに?三木拓真は自分の話をしている?

いや、そのまえにもっとひっかかるとこがある。

今息子っていった?

息子?

む、す、こぉ!?

「ずいぶんお若いですね、てっきり三木くんのお姉さんなんだと思いました。」

「まぁまぁまぁまぁ!嬉しいわ!せっかくだから拓真の話が聞きたいわ!上がってもらえる?ついでにお見舞いもしてってあげて!きっと喜ぶわ!」

うわー、なんだこの可愛らしさは

とゆうか、全然話さないやつにお見舞い来てもらっても嬉しくないよ…

あー、でもなんか断れない。
可愛いすぎて、断れない!

とゆうことで、はいっちゃったよ
初めて男の子の部屋はいっちゃったよ!