こんな、私でも心に秘めた人がいるんだよ…。



その人に思いも伝えられないまま、見知らぬ人の妻にならなきゃ行けないのですか?




「至さ……ん。」


無意識に…嫌、自然と口から漏れる…愛おしい人の名…。


私の心に秘めた人の名。


それから…と言うもの…婚礼当日があっという間に来てしまった。