想い人




ついに、変わってしまったものを見つけて
胸の奥がなんとも言えない気持ちになった。



誰もいない病室。

私はひとりぼっち。



不思議と涙はでなかった。

泣き方なんて、この五年間で
忘れてしまったのかもしれない。