【みゆりside】
「ほら、コップをかせ」
別によいだろう!
まったく
「分かったよ、はい」
初めから素直に渡せばよい
のに…
「落とすなよ?」
「我を誰だと思っておる」
そう言い立ち上がった瞬間
「あっ」
足が滑って!ころぶ!!
転ぶことを覚悟し目を瞑った……が、痛くない!
ゆっくり目を開けてみると
「はぁ、だから俺が持ってくって言ったろ?」
京介じゃなくてルシファー
が、わっ我を抱き抱えてい
たのだ…
「おっおいルシファー」
もうそろそろ離さんか……
「何だ?……あーゴメン」
やっと分かったか…
