あの日も友哉は、夜中まで稜のそばにいたらしい。
ずっと私達を見てきた友哉だから、ただならぬ様子を目のあたりにして、稜を放っておけなかったのだろう。
子供の頃の口約束を、友哉がこんな風にずっと信じていたなんて思ってもみなかったけど、こいつはこいつなりに、稜と私の幸せを願ってくれてたんだ..........
そう思うと、胸が熱くなって、言い返す言葉にも詰まる。
「永遠に会えなくなる訳じゃないけど、稜がうちらのそばからいなくなるって、初めてじゃん?」
「え?........今、なんて言った?」
「稜、転勤すんだよ。」
「そんなの聞いてない........。」
ずっと私達を見てきた友哉だから、ただならぬ様子を目のあたりにして、稜を放っておけなかったのだろう。
子供の頃の口約束を、友哉がこんな風にずっと信じていたなんて思ってもみなかったけど、こいつはこいつなりに、稜と私の幸せを願ってくれてたんだ..........
そう思うと、胸が熱くなって、言い返す言葉にも詰まる。
「永遠に会えなくなる訳じゃないけど、稜がうちらのそばからいなくなるって、初めてじゃん?」
「え?........今、なんて言った?」
「稜、転勤すんだよ。」
「そんなの聞いてない........。」

