ずっとそばにいたのに.......

稜は優しく微笑むと、唇に強く吸い付いた。

腕を首に絡ませ、それに応えると、舌が絡まり始め、稜の手がセーターをめくり上げる。



相手が稜だからなのかな..........

初めてみたいに、恥ずかしい。

そう思うから、余計に興奮してしまう。

通い慣れた部屋の見慣れたベッドの上で、稜とこうしていることが、まだ信じられない気がする。



でも、今、私のカラダを愛してくれているのは、間違いなく26才になった稜で、これからはきっとこんな風に、何度も何度も抱いてもらえるはず。

十代の頃、夢見ていたことが、今、現実になろうとしている。