そして毎日は特に何も無く過ぎていった。


夏休みが近づくにつれて私は部活から離れていった。


原因・・・?


それはきっとたくさんあるんだろうね。

でもその頃の私は自分で自分を見失っていたから。



唯一気がついていたのは自分への諦め。

それだけだった。


毎日部活に行っても、どんなに練習しても、技術は一向に進歩なんてしない。

それどころか、どんどん周りに突き放されていくだけだった。


「毎日なにが楽しくて何のために部活にいってるんだろう」


そんな考えが頭の中を日に日に侵食していく。


気付いたら部活を無断欠席していた。


一度やるとやめられず私は部活に行かなくなった。