少し先を歩くアイツを見つめた。 なんでだろう。 いつも後ろから見てるのに、少し違って見えるのは。 今日くらいは私も素直になっていいよね? 私はアイツに駆け寄って、腕を掴んだ。 アイツは当然目を開いて驚いている。 「‥‥拓真、ありがとう」