嫌いなアイツは前の席【完】




それを何度か繰り返していたら、背中がトンッと壁にぶつかった。



「‥‥‥っ」



私は唇を噛みしめ、先輩を見上げた。



「‥‥なぁ、何で俺じゃ駄目なわけ?」



先輩は無表情で問い掛けてきた。



「な、何でって言われても‥‥」



私がそう言うと、私の手首をギュッと握ってきた。



‥‥痛いっ。



「はっ、離してっ!」


いくら振り払っても、一向に退かない先輩の手。