嫌いなアイツは前の席【完】




「あの‥‥ごめんなさい」



私は頭を下げ、断った。



だけど、先輩から返事は無くて。



「‥‥‥あの」



そう声を掛けて、先輩の顔を見た。



さっきまでニコニコしてたのに、今は何の感情も入ってないような無表情。




私は怖くなり、一歩後ずさった。



すると、先輩も私に一歩近づく。