「理子ちゃん、ちょっと私先輩に呼ばれちゃった。だから先にグラウンド行っててもらえる?」 私がそう言うと、理子ちゃんは笑顔で頷いた。 そして私はまた廊下に出た。 「じゃあ行こっか」 先輩はそう言って歩き出した。 私もその先輩の後に続き、歩いた。