「はぁ~‥‥」



昼休み。
やっとアイツから解放された私は大きな溜め息をついた。



「ずいぶんお疲れのようだね、綾乃」



そう言って私の席にお弁当を持ってきたのは、親友の須田 智美。



目はパッチリ二重で髪型は黒髪ボブ。
見た目も可愛くて、性格はすごい明るい。



自慢の親友なんだっ。



「そりゃ疲れるよ~‥。アイツしつこいんだもん」


私は鞄からお弁当を出しながら言った。



「でも皆羨ましがってるよ?あんなイケメンに迫られて」


智美はそう言い前のアイツの席に座った。