嫌いなアイツは前の席【完】




私が急いで来た意味はあったのだろうか。



「綾乃ドンマーイ」



「とーもーみ~‥」



「運無さすぎだね」


片山の野郎‥‥
休むなら事前に言え!


とか訳の分からない事を考えて始めた時、



「あっ優くんから電話だぁ!」


優くんとは智美の彼氏さん。



「ちょっと出てくるね!‥もしもぉし、優く~ん!」



智美は声色を変えて教室を出ていった。