嫌いなアイツは前の席【完】




丁度その時、ガラッと教室のドアが開いた。



入ってきたのは片山‥‥


ではなく、担任の藤坂。



「えー、皆聞け」



聞けって‥口悪いな!



「片山先生は今日急用が出来て、来れない。だから自習しとけ。以上」



藤坂はそう告げると教室出ていった。



「‥‥‥は?」


皆が自習ということに喜んでいる中、私は一人呆然とした。