嫌いなアイツは前の席【完】




「ううん。大丈夫!買ってきてくれたんだし」



「とりあえず場所移動しよっか。俺、穴場ポイント知ってるから」



私はその言葉に頷いた。



「はい」


そしてまた差し出された手。



私は少し遠慮気味に差し出された右手に手を乗せた。