嫌いなアイツは前の席【完】




"私も言おうと思ってた!行くっ"



これでいいよね?



私は送信ボタンを押した。



そしてベッドに寝転んで雑誌を広げたとき、



「~~♪~~♪」



「うわっ!‥え!?電話!?」



え、どうしたらいいの!?



でも早くしないと切れちゃう!



私は意を決して電話に出た。



「‥‥もっ、もしもし‥」



「もしもし綾乃?拓真だけど、今大丈夫だった?」



「あ、うん‥大丈夫‥」