嫌いなアイツは前の席【完】




「ごほっ‥」



私は慌てて水を飲んだ。



今飲み込んだやつ、うどんでよかった‥。



なんて呑気な事を考えていた。



「別にいいも何も、私元々アイツ嫌いだし」



そうだよ。



私アイツ嫌いなんだし?



どうも思わないって。



「‥‥ふーん」



智美は意味深に言った。