「美樹、起きて!」
「ん~……」
おはようございます。
いきなり自己紹介です。
私は、唐沢 美樹。中学1年生です。
と、いっても、これを書いているのは中二の私だけど…
実名はだめなので、偽名をバンバン使っていきます!
そして、いつもは朝からテンション高くない。
「美樹、部活どうするの?まだ決めてないんでしょう」
今日は部活説明会。
実はしっかりとはまだ決まってない。
「ん~、吹奏楽か美術かどっちかなんだけどね、」
さっさと準備しないと、きちゃうな・・・。
チリリーン♪
ガラ
「みっちゃぁん!」
・・・きたみたい。
「ちょっと待ってて!潤ちゃn・・・」
言うまでもなく、彼女は母と韓ドラで盛り上がってた…。
彼女は私の大切な子。
名前は嶋井 潤。
保育園2年と小学校6年で計8年の、今年で9年一緒にいることになる幼馴染で、親友。
親、父同士がクラスメイトだったから、母同士、子供同士で余計に仲いいんだ。
「…ごめんね、行こうか。」
私は、韓ドラはあまり見ない。
と、いうより、見るのは見るけど、そこまで見ないし、見ても途中途中。
…理解しがたい。
自転車で行って、横断歩道になると、
「…。」
…いた。
私が苦手な子がいる。
彼女は、田町 優奈。
彼女も同じ保育園、小学校出身だから、幼馴染。
学年の半数は同じ小学校、保育園出身の子が数人いるから、だいたい幼馴染。
なんせ、田舎っちゃ、田舎だからね。
潤とはその子仲いいけど、私はあまり仲好くない。
私は名前のせいで保育園の頃「キミ」(とうもろこし)って、呼ばれてたし、なんか苦手なんだ。
あ、彼女、性格がきついからか。
とりあえず、この3人で学校へ通ってます。
