坂口美里とガルダスト


「ふ・・・フツー・・・・・・・。」


 思わずそんな声を上げてしまう。


 期待の裏切りもいいところだ。


 どうやら、自分が魔女の森だと思っていたところも、振り返って改めて見てみると、ただの公園だったらしい。


「はぁ~。」


 思わず、ため息が漏れた。


 散策しようと思ったが、どうも期待はずれな世界に対してのショックが大きかったのか、ここにきてフリマに行っていた疲れがここに来て、ドッと出てくる。


 散策は明日からにして、今日はおとなしく家に帰ろうかな・・・。


 そう考え、私が再び公園に足を向けた瞬間。


「!!」


 突風が、突然私を襲った。


 同時に聞こえる、巨大なエンジン音。


 そして、足元に広がる大きな影・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・人型だった。