みさとには悪いが、内緒のサプライズが進行中だ。
それは橘遥さんと、AV女優時代を支えてくれていたカメラマンの幸せプロジェクトだった。
でもそれだけではない。
親父の会社の、入社式まで含めた一大イベントだったのだ。
俺はあの日、橘遥さんに哀れを感じた。
みさとがあじわった苦痛を体験するはずだった橘遥さんは、好きでAVを撮らせていた訳ではなかった。
育ててくれた両親が連帯保証人になって、多額な借金を背負わされたのだ。
その借金を返すために、死を選ばされていたのだ。
監督は取材で訪れたコマーシャルのオーディション会場で、かっての恋人にそっくりな橘遥さんを見つけた。
自分の子供ではないのかと疑ったのかも知れない。
でも、監督が取材で戦地に行く前に……
自分と恋人が結ばれた以前に妊娠していた事実を知ってしまったのだった。
だから監督は揺れ動いたのだ。
けれど、憎しみが上回った。
監督は橘遥さんを傷め付けることにしたのだ。
自分を裏切った恋人と親友への復讐のために……
橘遥さんは高身長のスレンダーな美人で、一流モデルだったようだ。
ただ本人はアルバイト感覚だったようだ。
結婚する前にカメラマンの提案で、美魔女社長の元に彼女の指導の影像が残されたそうだ。
それは俺が、みさとに目隠しをしたバレンタインサプライズの日。
『貴方のご両親が結婚を許してくれたら……、ううん、本当に結婚出来たらその時に……私だってみさとさんみたいに貴方に甘えたい。でも……』
何人もの男性との性行為を体験させられてきた橘遥さん。
だけど、本当は彼だけを愛していたのだった。
『これから、暫くは事務所の裏方の仕事に専念しよう。貴女が後悔しないように』
『うん。なるべく顔を見せたくないんだ。でも、出来る限り残しておきたい』
『そう言うと思ってカメラ持ってきた。これが貴女の最後のモデルとしての仕事だ。俺の前で。その実力を見せ付けてくれ』
彼はそう言いながらカメラを構えたそうだ。
俺は目隠しをしたみさとを橘遥さんに託した。
その間に、卒論の提出と監督を告訴するためにカメラマンの彼と打ち合わせをしたのだ。
全て……
秘密裏に橘遥さんを幸せにするプロジェクトだったのだ。
勿論、みさとが一番大喜びすることが解っていたからだった。
それは橘遥さんと、AV女優時代を支えてくれていたカメラマンの幸せプロジェクトだった。
でもそれだけではない。
親父の会社の、入社式まで含めた一大イベントだったのだ。
俺はあの日、橘遥さんに哀れを感じた。
みさとがあじわった苦痛を体験するはずだった橘遥さんは、好きでAVを撮らせていた訳ではなかった。
育ててくれた両親が連帯保証人になって、多額な借金を背負わされたのだ。
その借金を返すために、死を選ばされていたのだ。
監督は取材で訪れたコマーシャルのオーディション会場で、かっての恋人にそっくりな橘遥さんを見つけた。
自分の子供ではないのかと疑ったのかも知れない。
でも、監督が取材で戦地に行く前に……
自分と恋人が結ばれた以前に妊娠していた事実を知ってしまったのだった。
だから監督は揺れ動いたのだ。
けれど、憎しみが上回った。
監督は橘遥さんを傷め付けることにしたのだ。
自分を裏切った恋人と親友への復讐のために……
橘遥さんは高身長のスレンダーな美人で、一流モデルだったようだ。
ただ本人はアルバイト感覚だったようだ。
結婚する前にカメラマンの提案で、美魔女社長の元に彼女の指導の影像が残されたそうだ。
それは俺が、みさとに目隠しをしたバレンタインサプライズの日。
『貴方のご両親が結婚を許してくれたら……、ううん、本当に結婚出来たらその時に……私だってみさとさんみたいに貴方に甘えたい。でも……』
何人もの男性との性行為を体験させられてきた橘遥さん。
だけど、本当は彼だけを愛していたのだった。
『これから、暫くは事務所の裏方の仕事に専念しよう。貴女が後悔しないように』
『うん。なるべく顔を見せたくないんだ。でも、出来る限り残しておきたい』
『そう言うと思ってカメラ持ってきた。これが貴女の最後のモデルとしての仕事だ。俺の前で。その実力を見せ付けてくれ』
彼はそう言いながらカメラを構えたそうだ。
俺は目隠しをしたみさとを橘遥さんに託した。
その間に、卒論の提出と監督を告訴するためにカメラマンの彼と打ち合わせをしたのだ。
全て……
秘密裏に橘遥さんを幸せにするプロジェクトだったのだ。
勿論、みさとが一番大喜びすることが解っていたからだった。


