無垢・Age17

 マシュマロは意外に簡単だった。
玉子の白身でまずメレンゲを作る。

メレンゲと言うのは、泡立て機で空気を白身に入れてふわふわにすることから始まる。

水分があると上手く膨らまないから泡立て機もボールも良く拭いておくことが重要なのだそうだ。


今後は粉ゼラチンに水を含ませ、しっとりして来たら湯煎で溶かす。

湯煎とは、鍋の湯の中にボールを入れて熱で溶かすことだ。


チョコを溶かすのに最も適した方法らしい。


メレンゲにもゼラチンにも砂糖を入れてかき混ぜる。
後は二つを混ぜ合わせた物を器に入れて固めるだけだ。


スプーンで食べさせるマシュマロなんて最高だろう。

そうだ。
あの愛の鐘が完成したら、売店で……

きっと一番のヒットになるかも知れない。


俺はみさとをうっとりさせながら、次のサプライズを考え初めていた。


それはみさとの誕生日までに本物の愛の鐘を完成させることだった。


みさとの誕生日は四月一日。
そう、エイプリルフールの日だったのだ。


その日が来る前に、俺は企んでいた。

ってゆうか……
本当は俺達なんだけどね。