だから俺みたいなヤツでもナンバーワンになれた訳だ。
からくりを知って、有頂天になっていた自分を笑った。
少しは実力があるのかも知れないと思っていたのに、とんだお笑い者だったってことだ。
『お前はお前の信じる道を行け。』
オーナーはそう言ってくれた。
だから俺は、すぐにみさとを追いかけることが出来たんだ。
万が一、兄妹でもいいと思った。
俺達は戸籍上ではイトコなんだから。
『オーナーが残念がっていたわ。彼ね、本気でジンにあのクラブを任せる気でいたからね』
あの時美魔女社長が意味あり気に笑っていた。
あれを見て、本当に悪いことをしたと思った。
でも俺は後悔なんてしていない。
確かにオーナーのお嬢さんは社長がモデルとして契約したほどの魅力的な女性だ。
でもアメリカ仕込みのセンスには付いていけないと思った。
だからこそ、みさとが脳裏から離れなかったんだ。
俺はみさとのことが大好きだって思い知らされたんだ。
俺は知っていたんだ。
親父がみさとのお袋さんを好きだと言うことを。
恋人同士に戻りたいと思っていることを。
週刊誌の記事は嘘じゃなかったんだ。
それは確かに、事故を起こした船舶の会社が賠償金を払いたくなくて流したデマだった。
でもそれを週刊誌が嗅ぎ付けて、面白い可笑しく脚色した。
事故は心中で、ぶつかってきたのは漁船側。
遺された連れ合い同士が、愛し合った末に仕組んだ事故。
心中は別にして、以前恋人同士だったことは当たっていたんだ。
それだけに祖母は悩んで、結局はその身を削ってしまったんだ。
面白半分に書かれた週刊誌の記事を読んだ後。
『非は全て自分にある』
と確かに祖母は言った。
俺は偶然聞いてしまったのだ。
子供だったから何の意味かは解らなかった。
でも重大な何かだと言うことは判ったんだ。
祖母は恋人同士だった二人の仲を裂いていたんだ。
みさとの母親と俺の父親の交際は、地域仲間の交流から始まったんだって。
田舎だから、手を握っただけでもすぐ噂になる。
俺の父親は堂々と交際したくて、祖母に紹介したそうだ。
でも、みさとの親父さんが悪巧みをした。
弟が用事がある。
そう言って家に招いて、強引に関係を迫ったらしいんだ。
幸い祖母に見つかり未遂で済んだようだ。
からくりを知って、有頂天になっていた自分を笑った。
少しは実力があるのかも知れないと思っていたのに、とんだお笑い者だったってことだ。
『お前はお前の信じる道を行け。』
オーナーはそう言ってくれた。
だから俺は、すぐにみさとを追いかけることが出来たんだ。
万が一、兄妹でもいいと思った。
俺達は戸籍上ではイトコなんだから。
『オーナーが残念がっていたわ。彼ね、本気でジンにあのクラブを任せる気でいたからね』
あの時美魔女社長が意味あり気に笑っていた。
あれを見て、本当に悪いことをしたと思った。
でも俺は後悔なんてしていない。
確かにオーナーのお嬢さんは社長がモデルとして契約したほどの魅力的な女性だ。
でもアメリカ仕込みのセンスには付いていけないと思った。
だからこそ、みさとが脳裏から離れなかったんだ。
俺はみさとのことが大好きだって思い知らされたんだ。
俺は知っていたんだ。
親父がみさとのお袋さんを好きだと言うことを。
恋人同士に戻りたいと思っていることを。
週刊誌の記事は嘘じゃなかったんだ。
それは確かに、事故を起こした船舶の会社が賠償金を払いたくなくて流したデマだった。
でもそれを週刊誌が嗅ぎ付けて、面白い可笑しく脚色した。
事故は心中で、ぶつかってきたのは漁船側。
遺された連れ合い同士が、愛し合った末に仕組んだ事故。
心中は別にして、以前恋人同士だったことは当たっていたんだ。
それだけに祖母は悩んで、結局はその身を削ってしまったんだ。
面白半分に書かれた週刊誌の記事を読んだ後。
『非は全て自分にある』
と確かに祖母は言った。
俺は偶然聞いてしまったのだ。
子供だったから何の意味かは解らなかった。
でも重大な何かだと言うことは判ったんだ。
祖母は恋人同士だった二人の仲を裂いていたんだ。
みさとの母親と俺の父親の交際は、地域仲間の交流から始まったんだって。
田舎だから、手を握っただけでもすぐ噂になる。
俺の父親は堂々と交際したくて、祖母に紹介したそうだ。
でも、みさとの親父さんが悪巧みをした。
弟が用事がある。
そう言って家に招いて、強引に関係を迫ったらしいんだ。
幸い祖母に見つかり未遂で済んだようだ。


