クリスマスイヴの日。
店の前でみさとが倒れていた時は本当に驚いた。
もしかしたら、俺に逢いに来た?
そう思った。
目の前でみさとが苦しんでいる。
何とかしなくちゃと思う前に行動に出ていた。
俺は人工呼吸と言う名目でみさとの唇を奪っていた。
何もかもが目に入らなかった。
恋は盲目とは良く言ったもんだ。
目の前から、雑沓が消えて行く。
俺はマウスツーマウスと言う形をとりながら、愛の行為に没頭していたんだ。
『申し訳ございません。妹は東京に不馴れで……』
でも後で気付き、俺は必死に言い訳をしていた。
『何が妹よ!!
この子を良く見なさいよ。ジン、貴方が好きだって顔に書いてあるわ』
そう言われてみさとを見たんだ。
『妹だよ。妹だったんだ。大好きなのに……』
その時みさとは泣きながら立ち上がっていた。
『初恋の人が、本当は兄弟だったんだ。兄だったんだ』
みさとはそう言ってくれた。
その途端、抑えが効かなくなった。
押し殺してきた感情が爆発してた。
キスだけじゃ物足りない。
みさとを抱き締めたくて仕方なくなった。
みさとも俺のことが好きだったんだと解って嬉しかった。
でも気が付いたらみさとは逃げていた。
だから追い掛けたくなったんだ。
週刊誌に俺のチェリーをリークしたのは、其処でマダムと呼ばれている女性だった。
何人もの男性をはべらせ現なまで顔をハってきた人だと聞く。
だから、オーナーに週刊誌の件と今回の経緯を報告してからみさとを追いかけようとしたんだ。
オーナーの娘との縁談話もあった。
だからきちんと言わなければと思ったんだ。
オーナーは渋々理解してくれた。
元々その女性は、オーナーが経営しているクラブを潰すのが目的だったらしいんだ。
マダムと呼ばれてその気になって、何人もの男性を顎で使っていたそうだ。
でも、オーナーだけは落とせなかったらしい。
それで目の敵にされたらしいのだ。
だから、前任者が辞めさせられたのは俺のせいではないと言ってくれた。
あの女性は自分の意にそぐわないホストのスキャンダルを次々とでっち上げ、其処に居られなくしていたようだ。
俺に目を付けたのもそんなとこだったらしい。
俺なら、赤子の手を捻るくらい簡単に言うこと訊かせられると思ったのかも知れない。
店の前でみさとが倒れていた時は本当に驚いた。
もしかしたら、俺に逢いに来た?
そう思った。
目の前でみさとが苦しんでいる。
何とかしなくちゃと思う前に行動に出ていた。
俺は人工呼吸と言う名目でみさとの唇を奪っていた。
何もかもが目に入らなかった。
恋は盲目とは良く言ったもんだ。
目の前から、雑沓が消えて行く。
俺はマウスツーマウスと言う形をとりながら、愛の行為に没頭していたんだ。
『申し訳ございません。妹は東京に不馴れで……』
でも後で気付き、俺は必死に言い訳をしていた。
『何が妹よ!!
この子を良く見なさいよ。ジン、貴方が好きだって顔に書いてあるわ』
そう言われてみさとを見たんだ。
『妹だよ。妹だったんだ。大好きなのに……』
その時みさとは泣きながら立ち上がっていた。
『初恋の人が、本当は兄弟だったんだ。兄だったんだ』
みさとはそう言ってくれた。
その途端、抑えが効かなくなった。
押し殺してきた感情が爆発してた。
キスだけじゃ物足りない。
みさとを抱き締めたくて仕方なくなった。
みさとも俺のことが好きだったんだと解って嬉しかった。
でも気が付いたらみさとは逃げていた。
だから追い掛けたくなったんだ。
週刊誌に俺のチェリーをリークしたのは、其処でマダムと呼ばれている女性だった。
何人もの男性をはべらせ現なまで顔をハってきた人だと聞く。
だから、オーナーに週刊誌の件と今回の経緯を報告してからみさとを追いかけようとしたんだ。
オーナーの娘との縁談話もあった。
だからきちんと言わなければと思ったんだ。
オーナーは渋々理解してくれた。
元々その女性は、オーナーが経営しているクラブを潰すのが目的だったらしいんだ。
マダムと呼ばれてその気になって、何人もの男性を顎で使っていたそうだ。
でも、オーナーだけは落とせなかったらしい。
それで目の敵にされたらしいのだ。
だから、前任者が辞めさせられたのは俺のせいではないと言ってくれた。
あの女性は自分の意にそぐわないホストのスキャンダルを次々とでっち上げ、其処に居られなくしていたようだ。
俺に目を付けたのもそんなとこだったらしい。
俺なら、赤子の手を捻るくらい簡単に言うこと訊かせられると思ったのかも知れない。


