魔王の娘なんて。 なんの冗談? 本当に。 「では契約しましょうか。」 「…………はい。」 「いい子ですね。七海」 こんなやつに、七海なんて…………。 吐き気がする……。 「じゃあ、まず手始めに……。」 首筋に触れる目の前の男の手。 「この噛み跡、全部ぐちゃぐちゃにして消してあげます。」