「はぁっ、……はっはぁっ…………、んっ」 やっぱりおかしい。 吸血の痛みに慣れたからこそ感じる違和感。 「ちょっ……と、待って!夜月!!」 「もう、ちょっと……。」 血を吸う量が日に日に増えてる。 「夜月、飲…みすぎ……っ!」 「はっ、あま……。」 「やめてっ……、てばっ!」 全力で夜月を突き飛ばす。 「悪い……っ!また、俺……。」 「夜月、変だよ?なんかあった?」 夜月の顔を覗きこむ。