「だから、飲んでよ。私の、血。」 ボタンを少し開けて、首筋を出す。 「……ごめ、んっ」 夜月が謝って口元を私の首筋に近づける。 「んっ…………」 夜月が短い吐息を漏らして噛みつく。 「ひゃっ……ん、……あ、あっ……。」 体が、あつい。 体の中がぐるぐるってする感じで。 ぞくぞく、する。 それに、ふわふわする。 なんだろ、これ……。