ーside story1ー

「夏だ!海だ!夏だぁぁぁぁぁ!」

「あっつ…」


そう、私たち学生は夏休み真っ只中。
で、本編(title15)で夜月への想いを自覚した私に、と皇が海に誘ってくれたのだが…。

(あつい………)

とてつもなく暑い。
もう動きたくない。暑い、死ぬ。


まるで炎天下の空の下、放置されたアイスのごとく溶けていた。



(吸血鬼って日の光に弱いんじゃないのかよ…)



やっぱり、私たちの知らないことのが多いみたいだ。