夜月シュンとの出会いから
はや三日が経とうとしていた。

今日も私はサボるため屋上へ行く。


ギィ……


重い鉄扉を開けるといつもと同じように冷たい風がすり抜けてゆく。


「ふぅ……」


そして、いつもと同じように貯水タンクの裏の倉庫まで行き、腰を下ろす。


「んっ……、あぁっ……」


またか。
三日前にも聞いたのとは違う女の子の喘ぎ声。


「シュンくんっ!まっ……て!」



本当にやめてくれないかな……
聞きたくないんだけど。




「人がいる……からっ」



分かってんならやめよーよ。
あー、うるさ。