凛はそのあと山崎と打ち合わせを済ませ
土方の部屋で着替えを終えた。


土「なんかあったら無理はするなよ。」


凛「はい!大丈夫です。あ、私がいない間総司に薬飲ませて下さい。」


土「わかったよ。あいつのことは任せておけ。」


凛「ありがとうございます!では行ってきます。」


そういうと凛は正座をして頭を下げた。


土「凛。」


低く囁くように名前を呼ばれ驚いたように顔をあげれば
視界が暗闇に包まれた。


凛「土.....方....さん...?」


土「すまねぇ...こんな危険な任務をお前にやらせるなんざ俺は相当な鬼だな...」


凛「いいんですよそれで。みんなわかっていますから。隊のことを誰よりも考えているのは土方さんだって...だからお役にたちたいですし...就いていきますよ私は。」


凛は土方の着物をギュッと握りしめた。
大丈夫だというように。


土「俺が守ってやる...だから思いっきりやってこい」


凛「承知!!」








そういってほほ笑むとこんどこそ凛は襖に手を掛けた。