?「君、お怪我はないですか?ほら、つかまってください」


笑顔で手を差し出す美少年がいました。






ふとしたをみればさっきまでの浪士達は倒れて動かないようだった。




凛「えっと....あの、ありがとう....?」




?「あははは!なんて顔なさるんですか!お礼なのに僕に聞かないでくださいよ!」


おそらく同い年くらいの少年はいたずらっ子のような顔で笑っていた。



?「困っているんだから助けるのは当然です!ところで.....」




ほんの一瞬......



気のせいかもしれないが彼の目が変わった。


金縛りのように動けなくなる。




?「見ない服ですね...まさか...長州の間者では...?」



笑っているはずなのに有無を言わせぬ
空気になにも言えない。



凛「わた...し...は...」



極度の緊張と疲れから思わず意識を手放した。