誠につもる白雪かな

ー島原ー


左「みろ!俺の腹はなぁー!」


平「まぁーたはじまった...」


平隊士たちに自慢している左之助を呆れたように見ながら永倉と酒を飲んでいた。


新「まったくだ!山南さん、呑もう!」


山「えぇ。ありがとうございます。」


永倉にお酌をされながら山南もまた楽しそうに飲んでいた。


斎「..........」



そんな中、斎藤は一人で何本も瓶を開けていた。



総「遅くなりました!」


近「おぉ!総司!お疲れ様。さぁ、お前も飲め!」


土「遅かったな?」


総「ちょっと池田屋の残党に会っちゃって♪」


土「そうか。」


近藤の隣に座り飲み始めた総司の所に左之助がやってきた。


左「飲んでるか飲んでるかー?お、凛はどうした?」


斎「...」


総「凛なら皆に見せたいものがあるって違う部屋に行きましたよー!遅れてきます」


近「主役がいないんじゃ仕方が無いなぁー!」


再び騒ぎ始めた所に襖があき芸者が入ってきた。



「おばんどす...うちもいれておくれやす」



そう言い顔を上げた芸者に皆固まった。



新「こりゃえらい上玉だなぁ...」


土「俺のもんだ。」


左「何でそうなるんだよー!」


土「るせぇ!美人は俺の隣って相場が決まってんだよ!」


総「あはは!誰が決めたんですか!」


近「いや、本当に美しいな!名を何という?」


近藤の言葉に皆が注目した。









斎「凛....」







皆「は?」