誠につもる白雪かな

ー京の町ー


総「すみませーん!餡団子10本に、みたらし10本!あと葛切り5個ください!」



店「はぁーい!ちょっと待ってなぁー!」


2人は甘味処に来ていた。


凛「やっぱり甘味は大事だねー!」


総「ここは有名店ですからね!三度の飯より甘味処!!」


店「おまちどうさまー!」


出てきた甘味に手を伸ばす。



総・凛「いただきまーす!」



ものすごい早さで食べて行く沖田。


総「あれ?凛あまり食べませんね?どうしたの?」


凛「ん〜夏の暑さにやられたかな?総司あげるよー!☆」


総「いいんですか⁉やった‼」


凛は葛切りを食べながら沖田を見ていた。


総「ほーひへは!はいひんひょふひょふはいへふへ!はいひょーふ?」


頬張りながら凛を見る沖田。


凛「なに?ぜんっぜん伝わってないよ?笑」


モグモグ...ごくっ。



総「だーから!最近食欲ないですねって言ったの!」


凛「あぁーそうかな?」


総「ご飯だって残してるし。」


凛「暑さだよー!」


お茶に口をつけた。


凛「げほっ...けほけほっ...!!」


総「大丈夫⁉」


凛「すみません...げほっ...ちょっと変なところに入った‼」


総「もう...落ち着いてくださいよー!」


凛の背中を摩る沖田。


凛がふと顔を上げた。


総「っ....!?/////」


あまりに近い距離にお互い驚き固まる。


凛「あのっ...///総...司...///」


総「凛...///」


ゆっくりと沖田の顔が近付いてくる。



凛「っ...///」



凛が目を瞑ったその時。




女「だれか!!」


外から女子の叫び声が聞こえた。



総「行きましょう‼」


凛「はい‼」