誠につもる白雪かな

凛「けほっ...けほけほ...」


凛は山南の部屋に来た。


山「随分と派手にやってますね。」


苦笑しながら凛の背中を摩る。



山「大丈夫ですか?」


凛「平気。」


そういうと凛は笑いながら山南の顔を覗き込んだ。



凛「今からいう俳句は山南さんのことを読んだものです!」


山「え?」


凛「水の北ぁぁ!山の南や春の月ぃ!」



ドタドタドタドタドタドタ...



バンッ‼‼




土「良い加減にしやがれぇ!!」



凛「あとはよろしく山南さんっ!」



土「山南さん!」



山「これは...土方くんが?」



土「ん...?あぁ...まぁな...?」


照れ臭そうに頭を書きながら顔を背けた。



山「ありがとうございます。」



土「べつに...気分だ気分!」



微笑む山南に舌打ちをしながら赤い顔をして凛達を追いかけた。



山「ありがとう...」


心が暖かくなった山南は微笑みながら本に目を落とした。