誠につもる白雪かな

山崎からことの成り行きを聞いた幹部等は我先にと勇んでいた。


左「その時点で黒じゃねぇか!!とっとと乗り込もうぜ!」


総「だから僕は反対だったんです!!」


山「彼女は女子だ。なぜ君の独断で一人で行かせたりした。」


新「助けに行かないのか?」


平「凛ちゃんは何されても絶対に吐かないって!!見殺しにする気かよ!!」


近「...歳。なぜ朝五ツまで待つんだ?」



攻め立てられる土方自身が本当は誰よりも助けに行きたかった。


土「凛に何かあったってことは重大な情報を掴んだからだ。それがばれたからってこんな夜中に枡屋がことを起こすとは思えない。だったら明るくなってから改めに行ったほうが良いと思ったんだよ...」


土方の手は悔しさから拳を強く握りしめすぎて白くなっていた。


総「なんですかそれ!!あなたは凛をただの駒としか思ってないからそんなことできるんでしょう!!僕は一人でも助けに行く!!」


そういって立ち上がった沖田を斉藤が手で制した。


総「斉藤さん!!離してください!!」


土「副長の気持ちも少しは考えろ...」


総「っ...」


土方を見れば悔しそうに肩を震わせながら障子に映る灯りを睨みつけていた。



平「どうしろっていうんだよ...」


近「一旦落ち着こう。凛が帰って来た時の為に軍議の準備を。」


山「承知しました。」


総「っ....」



部屋を出て行こうとした沖田を土方が引き留めた。


土「総司...」