誠につもる白雪かな

―屯所夜八ツ(01:40)―

夜中だということも関係なく山崎にしては珍しく廊下をバタバタと走っていた。


烝「副長!!」


土「どうしたなんかあったのか?」


烝「凛と接触できません!!約束を四半刻過ぎても音沙汰なく、部屋を覗いたら凛の姿がありませんでした。それと...」


土「なんだ!!」


烝「凛の刀がありませんでした。」


土「それはっ...!!」


烝「いかがしはりますか!!」



土「いや...まて...」


烝「しかし!!殺されるか拷問されるか!!はよ助けんと!!」


そういう山崎を手で制し難しい顔をした。


土「明日朝五ツ(07:00)まで待つ。」


烝「なんやて!?見殺しにする気か!!」



山崎らしからぬ大声に夜中に何事かとみんなが起きてきた。



総「凛に何かあったんですか?」


近「山崎くん、歳、なにがあった。」


山「こんな夜中に何事ですか」


続々と集まる幹部たち。


そこで目にしたのは汗だくになり立ったまま土方を睨みつける山崎と胡坐のまま難しい顔をして煙管を吹かす土方だった。